2009-01-01から1年間の記事一覧

SF『火星のタイムスリップ』

フィリップ・K・ディックの『火星のタイムスリップ』(1964)読む。自由になりたくてもなれないキャラクター、現実と折り合うことのできないキャラクター、精神病とドラッグの幻覚で現実を歪めてしまうキャラクターたちの「闘争」がディックのシナリオを構成し…

SF『ニューロマンサー』

ウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』(1984)読む。どうでもいいけど、私の生まれ年である西暦1984年はSF的な記号に満ちてはいないだろうかと自問してみる。たとえば、押井守の『ビューティフル・ドリーマー』の公開年、ジョージ・オーウェルの『1984…

ドラマ『赤い糸』

ドラマ『赤い糸』のキャラ間の距離感がいい。南沢奈央はカメラから中程度の距離感から思案にくれている(神経質な)顔がいいし、溝端淳平のセリフをいう間にとる計算された間のとりかたが男らしさを感じさせるのかなともおもいました。男前キャラはキムタク…

思想『ソクラテスの弁明/クリトン』

プラトンの『ソクラテスの弁明/クリトン』(紀元前)読む。ようするにこの本を読むことによって何が得られるのかが問題だが、言葉に取り憑かれたソクラテスの自己思弁を読者に強いること、つまり教育的な観点からプラトンは書いているとおもう。思考は自由…

小説『ロビンソン・クルーソー』

ダニエル・デフォーの小説『ロビンソン・クルーソーとその後の冒険』(1719)を読む。無人島で生活する前編『ロビンソン・クルーソーの生涯と冒険』の続編にあたるけど、物語の面白さ(生死のかかった制限された空間からのエクソダス)は前編にあるかもしれな…

iphoneヽ(´∀`)ノ

携帯数年ぶりに変えました。電話とメールくらいしか使ってなかったんだけど、これからは肉体の一部として重宝しようかな、とおもえるくらいのモノにしあがっていました。しかし初めは操作性に慣れなくて右往左往しているけどしだいに肉体になじんでくる。や…