2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

小説『ガリヴァー旅行記』

ジョナサン・スフィフトの『ガリヴァー旅行記』(1726)読む。今年末に読む本がこれになりそうです。一年を区切りでかんがえたり、イベント行事に街中お祭り騒ぎになる日本の国民性に慣れない昨今ですが、年末年始は実家に帰らなければならない習慣があるらし…

思想『ユートピア』

トマス・モアの『ユートピア』(1516)読む。SFの古典を読む感覚で読んでみたのですが、けっこう面白いです。トマス・モアは法律のプロとして国王のコンサルタントをしていた実務家のエリートなんだけど、「国王至上法」(1534年。国王をイギリス国教会のトッ…

漫画『ライフ』19

愛海と歩の確執もクライマックス(刃物沙汰)に達した前巻からの展開ですが、やはり歩の快進撃がとまりそうにありません。母親との涙による和解も成立し、学校側の無能な教師たちの間ではイジメがあった事実を受け入れざるを得ない状況になってきました。も…

小説『巨匠とマルガリータ』

ミハイール・アファナーシエヴィチ・ブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』(1940)読む。スターリン政権時の小説。遺稿として国が管理(内容が社会主義体制批判なため出版禁止処分)していたものを、70年代に出版。ペレストロイカ後に研究が進み、ロシア語…